「ミリタリー・タンゴ」

2020年11月1日

1 番組テーマ曲

「ミリタリー・タンゴ」はQPBGMのテーマ曲として一貫して用いられました。

2 変更のなかったテーマ曲

「ミリタリー・タンゴ」はQPBGMのテーマ曲として一貫して用いられました。

3 アルフレッド・ハウゼ楽団の演奏

 QPBGMのテーマ曲の演奏者について公式な記述は見当たりませんが、音色などからアルフレッド・ハウゼ楽団の演奏によるものと思われ、それを否定する意見は聞かれません。
 ただし、今出回っているCDの演奏は、番組で使われた演奏とやや異なります。

 番組の演奏と思われるもの


 最近のCDで聞くことのできる演奏(↓)

4 日本における「ミリタリー・タンゴ」

 QPBGMを語る時に欠かせない縁の深い曲、そして日本国内ではQPBGMのお陰で有名になったとも言える曲です。

5 原曲名

 原曲名はTango Militaire(ドイツ語?)。英語ではMilitary Tango。「ミリタリー・タンゴ」は英語表記をそのままカタカナにしたことになります。 「軍事的タンゴ」という意味になる。意訳すれば「軍隊タンゴ」でしょうか。

6 作曲者

 作曲はドイツのエドムンド・ケッチャーEdmund Kötscher(1909-1990)です。
 なお、musicline.deというサイトで、アルフレッド・ハウゼではなくBerolina Sound Orchestra の演奏を聴く(30秒)ことができます。
 エドムンド・ケッチャーの曲ではリヒテンシュタイナ・ポルカLiechtensteiner Polka(1957)が有名です。

7 「ミリタリー・タンゴ」が収録されたCD

 現在入手できるCDでは、「碧空~アルフレッド・ハウゼ・ベスト・セレクション 」に収録されています。ただし、放送で使われたのと全く同一の演奏ではない模様です。

8 「戦場のタンゴ」のレコード

 一般的には「ミリタリー・タンゴ」の曲名で知られていますが、「戦場のタンゴ」という和名もあり、現にその名称で作られたレコードもありましたた。
 演奏は、ハンス・ゲオルク・アルルトと彼の楽団 Hans Georg Arlt & his orchestraです。

 上の動画投稿者の説明には「キューピー・バックグラウンドミュージックの初代テーマ。 演奏 ハンス・ゲオルク・アルルト楽団」と書かれています。演奏者名のデータはともかく、「初代テーマ」という記述はは解を招きやすい。

8 特別な放送

 「番組前後に流れるテーマ曲としてではなく、番組中の曲として放送してほしい」という趣旨のリスナーからリクエストにより、曲の最後までを放送したことがあった。このときの曲名は「戦場のタンゴ」だった。

(この項目は、Yさんからの2007/2/7付メールによる。)

7 他の演奏者の「ミリタリー・タンゴ」

フランク・プールセルによる演奏
演奏だけでなく、アニー・コーディによる歌が聴けます。
演奏:Orchester Horst Geipel
演奏:Francis Dee
演奏:Hugo Strasser
モノラル 演奏:Jose Granados
かなり編曲してあって、別の曲にさえ聞こえる。
こちらも、かなり編曲してある。 演奏:Hubert Deuringer
日本での演奏

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Posted by kewpie_wm